健康情報

2021.10.26かかりつけ薬剤師制度について

🔶身近な健康の相談役としてかかりつけ薬剤師制度を利用していますか?

かかりつけ薬剤師は、あなたが現在使用している処方薬や市販薬などの情報を把握し、薬の飲み残しや重複、副作用などがないか、1つの薬局で継続的にチェックします。また、患者さんの自宅に訪問して健康や薬の相談にのったり、薬局が開いていない時間帯もご相談いただける体制を整えています。(電話・メール・LINE等での相談も可)
いつでも気軽に相談でき、信頼できる、地域に密着した薬局・薬剤師がかかりつけ薬剤師です

かかりつけ薬剤師は皆さんご自身が選択するものです。今回は「かかりつけ薬剤師」の機能と利用するメリット、具体的な活用方法についてご紹介します。

薬の専門家が身近にいるから安全・安心に薬を使用できる

薬剤師が患者さんに1対1で対応することで服薬状況を一カ所の薬局でまとめて管理し、それを継続して行う機能があります。薬を安全・安心に使用していただくため、処方薬や市販薬など、患者さんが使用している薬の情報を一カ所でまとめて把握し、薬の重複や飲み合わせのほか、薬が効いているか、副作用がないかなどを継続的に確認します。複数のお薬手帳をお持ちの方には、1冊に集約していただくよう提案します。(電子お薬手帳でも可)

2.薬局が開いていない時間にも薬の相談ができ、在宅医療もサポートしてもらえる

24時間対応を行ったり、患者さんの自宅にお伺いし在宅医療を行う機能もあります。休日や夜間など薬局の開局時間外も、様々な連絡手段で薬の使い方や副作用等、お薬に関する相談に応じています。また、必要に応じて夜間や休日も処方せんに基づいてお薬をお渡しします。外出が難しい高齢者などの患者さんのお家に伺い、お薬のご説明をしたり、残薬(余っている薬)の確認も行います。お薬が適切に服用されているかを確認し、患者さんに合わせた服薬指導が受けられます。

3.医療チームのサポートを受けられる

処方医や医療機関と連携する機能があります。処方内容を確認し、必要に応じて医師への問い合わせや提案を行います。患者さんに薬を渡した後も患者さんの状態を見守り、その様子を処方医にフィードバックしたり、残薬の確認を行います。お薬だけでなく広く健康に関する相談にも応じ、場合によっては医療機関への受診もお勧めすることもあります。また、地域の医療機関とも連携し、チーム医療で患者さんを支えられる関係を日ごろからつくっています。

 

🔶かかりつけ薬剤師の決め方

かかりつけ薬局を決める 書類を書く かかりつけ薬剤師が決定

顔なじみの薬剤師がいる「かかりつけ薬局」を一つ決めておくことをおすすめします。使用する薬を一つの薬局でまとめて管理すると、複数の医療機関から同じ薬が処方されていることに気づいたり、相互作用(薬の飲み合わせで生じる副作用)が起きるのを防ぐことができるからです。
また、薬局では、処方せんによる調剤のみならず、市販薬や健康食品の取り扱い、介護関連商品の相談なども行っています。健康相談を通して市販薬で対応してもらうか、医療機関を受診してもらうかをアドバイスすることもあります。介護の不安や心配ごとも、薬剤師がお話しを伺い、薬と健康に関する幅広い知識をもとに解決策を提案します。
複数の薬局に行くのではなく、いつでも気軽に相談できる「かかりつけ薬局」を一つ決めてみてください。

複数の医療機関から色々な作用をもった薬が処方され、服用している場合、薬の飲み合わせに気をつける必要があります。同じような薬が重なって処方されていたり、効きめが低下する薬同士が処方されていると、副作用等のリスクが上昇したり、期待される効果があらわれないことがあるためです。また、市販薬や、健康食品等との飲み合わせにも注意が必要な場合があります。
このような心配も、薬や健康のことを気軽に相談できる「かかりつけ薬剤師」がいれば安心です。「かかりつけ薬剤師」は、皆さんがこれまでに使用してきた薬のこと、現在お使いの薬や健康食品のことなどを把握して、薬による治療がより効果的なものになるようお手伝いします。


※かかりつけ薬剤師と契約した場合、通常の薬剤服用歴管理指導料に代わり、かかりつけ薬剤師指導料という負担が発生します。保険料の負担割合によりますが、3割の場合60~100円の負担が増えます。

◇なごみ薬局グループでは各店舗にかかりつけ薬剤師がおりますのでお気軽にご相談ください。