健康情報

2021.06.30コロナワクチン接種について

ようやく100万人接種が現実的になってきたコロナワクチンについて学んでいきましょう。

また、ワクチン接種でコロナ禍からの脱却への希望となることを願います。

※ワクチン接種の有無はご本人で決定してください。接種を強制する記事ではありません。

ワクチン接種の仕組みについて

今回実施されるワクチン接種では、主に2回接種が前提となっています。また投与方法は筋肉注射となっています。それではここで、各製薬会社ごとの状況を確認してください。一部外国製品(開発中)は排除しています。

 

 

日本で承認されているワクチン
メーカー 特徴 接種方法
ファイザー mRNAワクチン 2回(21日間隔)
モデルナ mRNAワクチン 2回(28日間隔)
アストラゼネカ ウイルスベクターワクチン 2回(28日間隔)
日本未承認のワクチン
メーカー 特徴 接種方法
ジョンソン&ジョンソン ウイルスベクターワクチン 1回
ノババックス ウイルスベクターワクチン 2回(間隔は未定)
塩野義製薬 組み換えタンパクワクチン 不明
第一三共製薬 mRNAワクチン 不明
アンジェス DNAワクチン 不明
KMバイオロジクス 不活化ワクチン 不明

 

このように、現在日本では3つのワクチンが認可されています。接種前に、どのメーカーのワクチンを接種するのか確認しておきましょう。

ワクチンの副反応について

どのワクチンにも副反応は存在します。インフルエンザのワクチンなども同様です。

今回のコロナワクチンでは筋肉注射を行うため、疼痛(とうつう)が現れやすいです。接種後1~2日後に発現します。参考までに厚生労働省から発表されている一覧表です。

詳しくはこちらの厚生労働省のサイトにて確認してください。

https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0002.html

副反応の対処療法について

接種後に副反応が現れた場合、多くは数日以内に解消します。痛みに関しては、接種部位を冷たい清潔なタオルで冷やすと和らぐ可能性があります。頭痛や筋肉痛、発熱などに対しては市販の解熱剤や鎮痛剤を飲むのも一つの選択肢です。アメリカのCDC(疾病対策予防センター)からの報告ではアセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(ロキソプロフェンなど)を服用可能です。しかし、他の薬を飲んでいる人や病気を治療している人などは注意して薬を選ぶ必要があります。まずは薬剤師やかかりつけの医師に相談してください。

発熱などの症状がある人は、水分補給が大切になるのでお薬以外の対処法も確認しておきましょう。

市販薬でアセトアミノフェン製剤が購入できないなどニュースになっていますが、他の製剤も使えることを覚えておいてください。また、解熱鎮痛剤と併用不可のお薬もありますので、その際は気軽に相談してください。