健康情報

2019.05.17快眠していますか?

突然ですが皆様!快眠していますか?」

現代の日本人は3人に1人が不眠症である事を感じているというデータがあります。

不眠症は夜間の苦痛だけでなく、活動が必要な日中にも悪影響を及ぼします。また、不眠症から様々な健康障害を引き起こすことも確認されています。また長期の不眠症は心の病のリスクにもなってくるのです。

そんな様々な健康に害を及ぼす不眠症とはどのようなものなのかを見ていきましょう。

  • 不眠症の種類

   不眠症には主に以下の4つのタイプに分類されています。

  1. 入眠障害・・・布団やベッドに入ってから眠るまでに時間がかかる。睡眠障害の中で最も多い。
  2. 中途覚醒・・・睡眠中に何度も起きてしまう。中高年以上で多い。夜間頻尿の場合もある。
  3. 早朝覚醒・・・予定の起床時間より大幅に早く起きてしまう。高齢者に多い。
  4. 熟眠障害・・・睡眠時間は足りているが、熟睡感が無く疲れやすい。

以上の4つです。ただし、2.中途覚醒と3.早朝覚醒は加齢と共に増加していくため病気とは考えにくいですが、心配なら医療機関を受診しましょう。  

  • 不眠症の原因

   不眠症の原因は主に5つと考えられています。

  1. 生活習慣病/脳神経疾患/呼吸器疾患等
  2. ストレス
  3. アルコール/薬の影響
  4. 精神疾患
  5. 生活習慣の乱れ

 

  • 快眠のためのポイント!

 

  1. 室内の照明温度・湿度の調節・・・ 明るすぎるのはよくないのですが、暗闇でも不安が高まり寝付きにくくなります。
  2. 寝る前の刺激物を避ける・・・夕方以降のカフェインの摂取は避けましょう。カフェインは覚醒作用と利尿作用で睡眠を妨げます。また、明るすぎる照明や騒がしい音楽など睡眠の妨げになりますので注意しましょう。
  3. 起床後は日光を浴びる・・・睡眠と覚醒のリズムは、体内時計が司っています。その体内時計は強い光を浴びると時刻がリセットされ、正しい時間を刻むことがわかっています。これを利用し、起床後に日光を浴びると、日中の眠気の解消とその夜の快眠に役立ちます。
  4. 睡眠のための飲酒は避ける・・・就寝前のアルコールは睡眠の質を低下させます。
  5. 睡眠時間を意識しない・・人によって睡眠時間はバラバラです。6時間で十分な人もいれば8時間以上必要な人もいます。翌日、眠気やだるさを感じなければ、時間にこだわる必要はありません。

 

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