健康情報

2019.01.17逆流性食道炎

「胸が焼けつく感じがする」、「酸っぱいものがこみ上げてくる」、「ゲップがよく出る」などの症状はありませんか?その症状は、もしかしたら『逆流性食道炎』かもしれません。それは、食欲低下や寝つきの悪さの原因になることがあります。下記チェックリストを参考に気になる症状がある方は、ぜひ医師に相談してみてはいかがでしょうか?

逆流性食道炎とは
胃液は、酸(胃酸)と消化酵素を含み、食べ物を溶かし、悪い菌を殺菌する役目を持っています。胃酸が何らかの原因で胃から食道に逆流すると、炎症を起こしたり、粘膜がただれたりします。この病気のことを逆流性食道炎といいます。

どんな人に起こりやすい?
<食生活>
・過食の方
・脂っこいものを良くとる方
<生活習慣>
・ストレスが多い方
・運動不足の方
・喫煙される方

原因と治療法
加齢や生活習慣の影響により、食道と胃のつなぎ目にある下部食道括約筋という筋肉の機能低下や、胃酸が増え過ぎることで起こります。
多くは患者さんの訴える症状で診断されます。ただ、訴えだけでは、食道がどの程度炎症を起こしているのか分かりません。そのため、他の病気でないかの確認のためにも、内視鏡(胃カメラ)検査を行うことが推奨されています。治療は生活習慣の改善や、胃酸を抑える薬の服用、外科手術などが行われます。

逆流性食道炎にならないために
逆流性食道炎は、症状が改善しても再発しやすい病気です。食生活や生活習慣に気を付けることが大切です。
<生活で注意すること>
・食後すぐに横にならない
・前鏡やうつ伏せなど、お腹を圧迫する格好をしない
・背すぎを伸ばして十分な睡眠や適度な運動をする
<食事で注意すること>
・腹八分目の食事を規則正しくとる
・よく噛み早食いはしない
・刺激物を取りすぎない

やってみよう!逆流性食道炎チェック
● 酸っぱいものや苦いものがこみ上げてくる
● 胸焼けがある
● 胃もたれがある
● ゲップがよく出る
● 飲みこむときに、つかえる感じがする
● 食後に胃がムカムカする
● 喉がイガイガする
このような症状が続くようであれば、掛かりつけの医師へご相談ください。